2017 スキー板の選び方
WEBサイトを見渡しますとデザインそして価格の異なるスキー板が数多く販売されおり、
スキー選びで迷われている方も多いのではないでしょうか?
こちらのページではスキー初心者、ビギナーの方から中級者の方を対象に
分かりやすくスキー板の選び方を解説していきます。
■ スキー板の選び方のポイント
嗜好・目的
スキー板の形状、滑る状況(嗜好・目的)に応じて選ぶ
技術レベル(=滑走速度)と 体重
スキー板の剛性(ネジレ・フレックス強度)を滑走速度と体重に応じて選ぶ


オールラウンドスキー

圧雪されたゲレンデを楽しむスキー
センター幅が約70~90mm、
ターンからターンへの切り替え時の
操作性を重視したスキー板。
一般的に多くのレジャースキーヤーが選ぶスキー板。 |
オールマウンテン

ゲレンデ外(圧雪されていない)、
深雪パウダースキー
センター幅が90~130mm、
深い雪でも板が沈まず浮いてくるようにセンター幅が広めで
ソフトなフレックスのスキー板。
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フリーライドスキー

エアー、トリックなどを楽しむ
フリースタイルスキー
トップとテールが両方ともに
反り上がっている(ツインチップ)のが特徴。
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レーシングスキー

タイムを競う競技スキー
センター幅が約65~70mm、
素早いターンの切り替えに
対応するためセンター幅が狭い。
エッジが雪面から外れないよう
ネジレ強度が高い。
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スキーカテゴリー(種類)が決まれば、次はモデルとスキー板のサイズ選びになります。

滑走速度の速い上級者 → 大きな遠心力にも耐えうるスキー板の剛性が高い上位モデル
滑走速度の遅い初心者 → ネジレ剛性が低く低速でも操作が簡単容易な下位モデル
スキー板の長さ(滑走面の広さ)は滑走中の浮力にも影響します
体重が重いスキーヤー → 長め(浮力大)
体重が軽いスキーヤー → 短め(浮力小)
よく「身長170cmですが板の長さは?」と聞かれますがスキー板の長さ選びは体重も重要です。
体重は板の「しなり」と「ねじれ」に大きく影響をしますので、例えば初級スキーヤーでも体重100kgの
男性の場合は、ある程度剛性の高い中~上位のスキー板が必要となります。
身長を考慮して判断する場合は、初心者の方ですと、身長より-10cmから-5cm位の長さの板を
お選び頂くといいでしょう。
余談になりますが初級者の方でも足が埋まるような春先の湿り雪の場合は滑走面が広く、
太めのスキーのほうがスキーが雪に沈まないためスキー操作が楽になります。
■スキー板長さの目安(一般・レジャースキーヤー)
男性(初級レベル・体重65kg) → 155-165cm
男性(中級レベル・体重65kg) → 160-170cm
女性(初級レベル・体重50kg) → 145-150cm
女性(中級レベル・体重50kg) → 150-155cm
よく行くゲレンデは雪がよく降るという場合は、深雪でスキー板が沈みやすいためワンサイズ長めというのも良い選択です。
■スキー板のスペックとは?
スキー板のスペックにスリーサイズやラディウス(R>)などの記述があります。
■スリーサイズとは、
スキー板の
・トップの最大幅
・最小値(一番狭い場所)のセンター幅
・テールの最大幅
つまりスキー板のクビレ具合の数値を表しています。

一般オールラウンドスキーのセンター幅の目安: 70-90mm
*センター幅が太くなると、新雪・パウダー向き
■サイドカーブ・ラディウス(radius)とは、スキー板の側面の円弧カーブの回転半径です。

一般オールラウンドスキーのラディウスの目安 R:15m前後
*R:○○mの数値が小さければ小回り向き。
R:○○mの数値が大きければ大回り向き。
■ 2016/2017モデルスキー板の傾向
数年前から、広がり始めたロッカー形状のスキー板。
現在では、カービングスキー+ロッカー形状主流になりました。
使用目的によって様々な種類のロッカー形状があり、ターンの切替がスムーズに行えたり、
ターンの回転性が良くなる利点があります。
また、昨シーズンあたりから人気が出ている、圧雪されたきれいなバーンと圧雪されていない
ふかふかのバーンの両方を気持ちよく滑ることが出来るオールマウンテンモデル。
圧雪されたバーンでは、しっかりとスキーのフレックスを感じられ雪面をグリップし、
カービングターンも俊敏で軽快です。
深雪ではトップ&テールともにロッカー形状で深雪での浮力も抜群です。
ウエストが90mm前後のスキーは、圧雪されたバーン重視のスキーヤー向け。
ウエストが100mm以上のスキーは、パウダー重視のスキーヤー向けです。

2016/2017 オールラウンド初~中級者向けおすすめスキー(メンズ・男性)
フレックス・トーションバランス(ネジレ強度)がソフトでエッジの引っ掛かりが少なくスムーズで
操作性の高い中級者までのスキー板 |
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【中級者向け】SALOMON〔サロモン スキー板〕<2017>X-MAX X8 + XT10
あらゆる斜面でスムーズなターンが出来るスキー。 ウッドコアを使用することで安定感の向上も図られている。 シチュエーションを楽しむことだけでなく、カービング技術の向上を目指しているスキーヤーにも最適。
■155cm R:( 11.8 m) サイドカット:( 120/73/106 mm)
■162cm R:( 13.3 m) サイドカット:( 120/73/104 mm)
■169cm R:( 15.5 m) サイドカット:( 120/73/102 mm)
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2016/2017 オールラウンド初~中級者向けおすすめスキー(レディース・女性)
女性向けに軽量でソフトなフレックス設定。
エッジの引っ掛かりが少なくスムーズで操作性の高いビギナーから中級者までのスキー板 |
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【初・中級レディース向け】SALOMON〔サロモン レディーススキー板〕<2017>KIANA〔キアナ〕+ LITHIUM 10 W
安定感と容易な操作性を備えたモデル。
雪質を問わずに、スキーを楽しむことができる。
■137cm R:(10.7m)サイドカット:(118/75/97mm)
■144cm R:(11.7m)サイドカット:(119/75/98mm)
■151cm R:(12.6m)サイドカット:(120/75/99mm)
■158cm R:(13.6m)サイドカット:(121/75/100mm)
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2016/2017 中級スキーヤーでも使用できる上級者向けスキー
全体的なバランスが良く、高いエッジグリップ力を持ちながらも中級者にも扱いやすいお勧めなカービングスキー。
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【中・上級者向け】SALOMON〔サロモン スキー板〕<2017>X-MAX X12 + XT12 Ti
パワーフレームカーボンやチタニウムバックボーンを採用することで、驚きの軽さを実現させたゲレンデ最上モデル。 パワーフレームカーボンを搭載し、軽快なスキー操作と足元のグリップ感を両立させた次世代スキー。 X-TRACKビンディングを使用することで、より軽快な操作を楽しめる。
■155cm R:( 12.0 m) サイドカット:( 121/73/106 mm)
■160cm R:( 13.0 m) サイドカット:( 120/73/105 mm)
■165cm R:( 14.0 m) サイドカット:( 120/73/103 mm)
■170cm R:( 15.0 m) サイドカット:( 120/73/101 mm)
■175cm R:( 17.0 m) サイドカット:( 120/73/99 mm)
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